第46章 だって全部本当だから

カフェを出た月岡古雅は、そのまま車を走らせ、丸井紗良の会社が手配した共同撮影の現場へ向かった。

丸井紗良は前回分の利益を精算し、月岡古雅に3000万円を支払った。

月岡古雅は小切手を受け取り、ついでに近況をいくつか聞く。そこで初めて、紗良の夫の会社が倒産寸前だと知った。

けれど、丸井紗良の態度はきっぱりしていた。

「もう追い出したわ。子どもも二人、連れて行かせた。私は……もう二度と振り返らない」

月岡古雅は彼女をじっと見たが、それ以上は何も言わなかった。

それから三十分後。

急ごしらえの広告プランを手に、月岡古雅は広告代理店へ向かい、撮影に入った。

撮影は三日間。

終えて学...

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