第62章 真相

それほど離れていない場所にいた雲田利樹とダイアナも、顔色は蒼白だった。

「そ……そんなの、ありえない!」

ダイアナは唇を小刻みに震わせ、必死に首を振る。

「嘘よ! 偽物に決まってる! あなたが副会長だなんて、そんな資格ない! ないったらない! あんたみたいに贅沢ばっかして、無駄遣いしてる人間が、環境のことなんて分かるわけないでしょ! 絶対おかしい! なにか裏がある!」

「贅沢? 無駄遣い?」

月岡古雅が鼻で笑う。からかうように目尻を上げた。

「ネットに転がってた、あの手の噂のこと?」

雲田利樹は飛んでくるペットボトルをみっともなく避けながら、月岡古雅を睨みつける。続いて歯噛みし...

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