第94章 月岡古雅の指導

月岡古雅は少し意外そうに眉を上げた。

だが、一度に欲張れないことも分かっている。追い込みすぎれば、かえって逆効果だ。

軽く考えを巡らせ、月岡古雅は言った。

「いいわ」

チャールソンは口角をつり上げる。

「じゃあ月岡さん。ケイングループと組む方法、教えてもらえるか?」

月岡古雅は淡々と告げた。

「ケイングループのトップ、ホードワードは有名な孝行息子よ。彼の母親――大奥様がいちばん好むのは、イタリアのアルバ産白トリュフ。けど年の産出は3トンにも満たない。金があっても手に入らない品」

そこでわずかに顎を上げる。

「でも、あなたなら最高級を用意するくらい造作もないでしょう? 大奥様...

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