第136章 いちばん好きな花

「ターゲット隊の勝利です! 盛大な拍手を!」

司会者はテンション高く声を張り上げた。

「ゴールまで生き残ったターゲットはもちろん、途中で脱落して別ゲームを勝ち抜いたターゲットにも、当社から豪華賞金を進呈します! そして――なにより重要なのは、勝利したターゲット隊には、当社の新製品を無料でお試しいただけます!」

相沢千夏はそんなものに興味がなかった。

全員が終点の表彰エリアへ雪崩れ込む混乱の中、彼女だけが逆方向へ歩く。

栗山弥希と酒井陽介も相沢千夏についていき、氷川隼人を探すつもりだった。だが、やたらと愛想のいいスタッフに止められ、そのまま半ば強引に表彰エリアへ連れていかれる。

壇...

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