第16章 挑発

【前に、相沢千夏を一緒に潰そうって言ってましたよね。あれは本当ですか? 証拠は? この前の襲撃も、あなたたちの人間がやったんですか?】

メッセージを送って一分も経たないうちに、相手から返事が来た。【間違いない。ただし、よく考えろ】

小林瑛太は眉をひそめ、奥歯を噛みしめたまま、指を動かす。【もう決めた! 協力する。相沢千夏が死ぬなら、何でもいい!】

大勢の前で何度も相沢千夏に恥をかかされた屈辱が、脳裏で焼けつく。胸の底で憎しみがぐつぐつ煮え立った。

あの女は、自分と姉を大勢の前で笑いものにした。絶対に許さない。

同じ頃、パーティーのホール。隅のテーブルで、白いスーツに身を包んだ若い男...

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