第24章 早く元気になってほしい

数分もしないうちに、監視カメラの確認は片がついた。

「氷川社長、監視映像は確認いたしました」

電話の向こうで、病院の施設担当が声を潜める。

「本日午後、相沢さんの病室に不審な人物が出入りしております」

「本人は病院のボランティアだと名乗りましたが、先ほど名簿を再確認したところ、登録がありませんでした」

担当者は監視カメラのスクリーンショットを数枚送ってくる。

「滞在時間も二十分近くあり、少し不自然です」

「氷川社長、このたびは当方の不手際で……申し訳ございません」

氷川隼人は、マスクで顔を隠した中年の女を画面越しに見据えた。

瞳の奥を、殺気がひゅっと走る。

「見つけろ」

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