第73章 黙ってくれ

それを聞いて、坂本隆也の表情がわずかに揺れた。

坂本の祖父はその変化を見逃さず、淡々と言い放つ。

「協力相手は慎重に選べ。エミヤみたいな人間は、使えるが信用するな。用が済んだら、さっさと縁を切れ。いいな」

「……はい。承知しました」

「この前の株価急落も、対応がひどすぎる。目の前で3ポイント落ちていくのを見ていながら、まともな広報策ひとつ出せず、十数億を無駄にした。そんな初歩的なミス、二度と見たくない」

坂本隆也は視線を落とす。

「申し訳ありません。リスク管理と対応力を強化します」

「肝に銘じろ」

祖父の声が鋭くなる。

「氷川隼人は甘くない。お前が思っている以上に、手が汚く...

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