第62章

彼女は首の痛みで涙が零れ落ち、一瞬、悪魔を見たかと思った。

本当に後悔していた!

「あなたって本当に最低ね。こんなに信じていたのに!」

西村達也の胸の内から怒りの炎が噴き出した。なぜ彼女はこんなことをしたのか。人に陥れられることが、この世で最も憎むことだったのに!

彼は彼女を憎んでいた。だが、手の中の滑らかな肌は彼を理性の限界まで追い詰め、彼女の香りが漂ってきたとき、もう抑えきれずに彼女をベッドに投げ込んだ。

水原花子の服はあっという間に破られた。最も苦しい瞬間が来ると思った時、彼は突然飛び起きてバスルームに駆け込み、シャワーを浴び始めた。

バタン!

激しいドアの...

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