第128章

加藤傑が帰ったあと、藤原英世は配信を眺めていた。すると、スマホがぴこん、と短く鳴る。

手に取って画面を確認すると、送信者は羽村だった。

羽村は写真を一枚添えて、こう書いてきた。

「介護士さんから届いた写真です。奥様は普段テレビがお好きなんですが、気が短くて、いつもチャンネルをコロコロ変えてしまうんです。ところが今日はたまたまテクノロジー系のチャンネルに合わせて、西原さんがテレビに映っているのを見つけたみたいで……すごく嬉しそうにして、三十分以上も静かに座って見ていました。しかも、ずっと笑っていたんです!」

写真の中では、夏目夢子がテレビの前に座り、画面をまっすぐ見つめていた。口元には...

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