第131章

三日連続で、西原雨子は毎晩、配信に姿を現した。

視聴者たちは、最初こそ驚き、疑い、やがて震えるほどの衝撃と敬意へ――そして最後には、半ば麻痺していた。

こんな人間が、この世にいるのか。しかも西原雨子はまだ二十代そこそこだ。頭の回転は、もはやスーパーコンピューター級。

三日目ともなると、視聴者も「競技の専門分野で難問をぶつける」路線はやめた。代わりに増えてきたのは、どうでもいいのに妙に気になる、変な質問だった。

たとえば、どの配車アプリのクーポンが一番お得か。

たとえば、なぜあの魚はあんなに美味いのか。

西原雨子は少し困ったように息を吐き、画面の向こうを見渡す。もう「難題」を持ち込...

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