第47章

藤原家に行ける――それ以上の話なんて、あるはずがない。

西原七海は胸の奥で弾けそうになる興奮を必死に押し隠し、わざと恥じらうように目を伏せた。

「私は……大丈夫です。英世さんさえ、早すぎるって思わないなら……お互いの家族にご挨拶しても、いいかなって……」

藤原英世の口元に、冷たく意味ありげな笑みがかすかに浮かぶ。

「いいよ。じゃあ準備しておいて。来週、うちの家族に会わせる」

まさか藤原英世がこんなにもあっさり承諾するなんて、西原七海は思ってもみなかった。

嬉しさのあまり、その場で悲鳴を上げそうになるのをどうにかこらえる。

「はい……! じゃあ、その……今週のうちにちゃんと準備し...

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