第47章

企画書に記された詳細なデータと、先見の明に満ちたコンセプト。それらを目にした沈川澪の胸は、熱く高鳴っていた。

「神崎湊、これ……完璧よ」顔を上げると、彼女の瞳には揺るぎない光が宿っていた。「もし本当に実現できたら、私のアトリエはただの零細工房じゃなくなる。真に魂の宿るデザインプラットフォームになれるわ」

デスクに寄りかかる神崎湊は、夢を前に輝く彼女の横顔を見つめ、微かに口角を上げた。

「それなら沈川デザイナーが、僕にその機会を与えてくれるかどうかだね。一緒に奇跡を起こすチャンスを」

窓の外では、絶え間なく波の音が響いている。

手元のファイルを強く握りしめる。沈川澪は確信していた。自...

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