第214章 あなたが来たと聞いて、すぐ来た

どういうつもり?

 秋月雫は不審そうに九条時夜を一瞥した。

 彼が白川ゆらを無条件に支持しなかったことなど、かつて一度でもあっただろうか。

 白川ゆらが涙を一滴こぼせば、即座に彼女への謝罪を要求してきた男だ。それが今日は、性根でも入れ替わったというのか?

 ふと、滑稽な気分になった。

 かつてあれほど渇望し、求めても得られなかった庇護を、こんな形で手に入れるとは。

 あいにくだが、もう必要ない。

 雫はシングルソファに深く腰掛け、二人の姿を冷ややかに見回した。

「白川ゆら、真相なんてどうでもいいの。あなたと関わり合いになるつもりもない。……今後一切、私の前に現れないで。それが...

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