第241章 ポイントはそこか?

「ゆらさんは前から怒ってたの? だから婚約破棄になっちゃったのね!」

 九条美月はもどかしそうに顔をしかめた。

「女の子はちゃんと機嫌を取らなきゃダメよ。そんな態度じゃ、ますます距離が離れるだけだわ」

「それが白川ゆらと何の関係がある」

 九条時夜は眉をひそめ、あやうく『秋月雫』という名を口走りそうになったが、ぐっと飲み込んだ。

 妹が秋月雫を嫌っていることは承知している。

 ここで真実を明かせば、機嫌の取り方など教えてくれなくなるだろう。

 彼は言葉を濁した。

「余計な詮索はいい。どうすれば機嫌を直してもらえるか、それだけを教えろ」

「ゆらさんはとても優しくて思いやりがあ...

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