第299章 私が白川ゆらに手を出すのが怖い?

新しい恋人のために用意した、ダイヤモンドのブレスレットだった。

 だが……

 解良学は先ほどの秋月雫の艶やかな肢体を思い出し、もう一度恋人をすげ替える必要があると考えた。

 一方、鈴木は違った。ベルベットのケースに収められたダイヤのブレスレットを見て、目を丸くした。

 格式高い名門幼稚園で高い給与と賞与をもらっているとはいえ、目の前のブレスレットは絶対に彼女の手が届く代物ではない。

 それを、この男は惜しげもなく他人に与えようとしているのだ。

 彼女は瞬時に目を見開き、そしてすぐに媚びへつらうような笑みを浮かべた。

「解良さん……」

 そう言いながらすり寄り、彼の腕に抱きつこ...

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