第104章

「きゃあ、本当にかっこいい! あの二人、いつ結婚するのかしら? あんなに幸せそうな姿を見たら、真実の愛って信じちゃうわ」

「指輪も買って、プロポーズの贈り物も渡したんだから、きっともうすぐよ。焦らなくても、結婚の暁には盛大に招待状が配られるか、グループ全体で大々的なキャンペーンをやるはず。私たちも絶対におこぼれに預かれるわよ」

二人のロマンスに熱狂する人々は、理想の愛に憧れるだけでなく、和也の結婚という一大イベントに乗じて甘い汁を吸おうと目論んでいた。

周囲のざわめきが大きくなるにつれ、梨乃はさらに苛立ちを募らせた。

「あの男、頭おかしいんじゃないの。妻の嫁入り道具を使って別の女にプ...

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