第22章

オフィスは水を打ったように静まり返り、針の落ちる音さえ聞こえそうだった。

葵の気怠げな声が響き、あろうことか欠伸まで混じっている。

まるで上の空といった様子だが、その口から放たれる言葉の殺傷力は凄まじかった。

先ほど説明した提携案は、晴美が二晩徹夜して仕上げたものだ。一時間以上も立て板に水のごとく語り続け、喉がカラカラになるまで熱弁を振るったというのに、たった一言で全否定された。

一気に怒りが込み上げ、胸の奥に石が詰まったように息苦しくなる。

気まずい空気が室内に立ち込めた。

晴美が黙り込んでいるのを見て、葵は色っぽく髪をかき上げた。

「どうしたの? 何か不満でも?」

「まさ...

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