第41章

いつの間にか、音楽が止まっていた。

人々の視線は、示し合わせたかのように、泣きやまない晴美に注がれている。

大勢に見つめられ、晴美はさらに顔を赤らめた。

金のため。治療費のためだ。

やるしかない。

「田中社長ぉ、私って本当に運が悪いんですぅ。クズ男ばっかり、次から次へと……」

「初恋の元カレは浮気するわヒモだわで、私のこと完全に金づる扱いしてて……」

「二人目の元カレは超ドケチで、コーヒーはお代わり無料のところ限定、しかも二人で一杯をシェアするんですよぉ……」

……

十分後。

晴美はついに最後の男に行き着いた。

「やっとまともに結婚できる人に出会えたと思ったら、今度は体...

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