第49章

辺りは静まり返り、針の落ちる音すら聞こえそうだった。

花子は晴美を見つめ、焦りのあまり額にびっしりと汗を浮かべている。

親権を争うと決めたあの日から、何人もの弁護士に相談したが、誰一人としてこの案件を引き受けようとはしなかった。

やっとの思いで弁護士を見つけたものの、晴美も他の弁護士たちのように土壇場で逃げ出すのではないかと、花子は不安でたまらなかったのだ。

晴美は彼女を安心させるように微笑みかけた。

「ご安心ください。同じ女性として、お子さんのために法廷に立つ覚悟を決めたあなたを、私も全力でサポートします」

「ご主人、お子さんのためを思ってのこととは存じますが、まずはこれをご覧...

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