第61章

眩しい朝日が差し込む、よく晴れた朝。

二人が並んで座っているのを見て、大旦那様は目尻を下げて笑った。

「それでいい。夫婦は仲睦まじく、いつも一緒にいるのが一番だ。あの馬鹿な孫がまた最近胃を痛めているようでな。お前に任せておけば安心だ」

下の孫の話題になり、大旦那様は鼻を鳴らした。

「あの馬鹿め、いっそ海外にでも放り出してやりたいくらいだ」

拓海の名が出て、晴美は少し考えてから口を開いた。

「お義祖父様。私、最近仕事が少し忙しくて。薬膳のレシピは、執事にお渡しする形でもよろしいでしょうか」

拓海は、義姉である彼女に対してこれっぽっちも敬意を払っていない。

仕事に追われる中、わざ...

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