第66章

夜は深く、辺りは静まり返っていた。

車を降りたばかりの晴美は、屋敷のお手伝いさんに呼び止められた。

「どうかしたの……?」

お手伝いさんは晴美の手を引き、意味ありげにこっそりと部屋へ連れ込んだ。

晴美が不思議そうに見つめる中、彼女は突然、戸棚から数着の服を取り出した。

そして、その服が次々と広げられるのを見て、晴美は顔を林檎のように真っ赤にし、今すぐ穴を掘って入りたい衝動に駆られた。

「これ、ちょっとやりすぎじゃ……」

お手伝いさんはからかうように笑う。

「奥さま、もう結婚されてるんですから、恥ずかしがることはありませんよ。ご安心を、経験者としてどうすればいいか分かっておりま...

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