第68章

広々とした店内に、冷ややかな声が響き渡った。

晴美が前に出るとは誰も予想していなかった。今の彼女の顔には、薄氷が張ったような冷徹さが張り付いている。

彼女は一歩、また一歩と距離を詰め、向かいに立つ数人を真っ直ぐに見据えた。

「弁護士の私たちを脅そうなんて、少し頭が悪すぎない?」

そして、頭上にある防犯カメラを指差す。

「これ以上でたらめを言って、私たちを侮辱したり脅迫したりするなら、トレンド入りさせてあげるけど。試してみる?」

名門の御曹司だろうが関係ない。今のネット社会では、少し手を回すだけで簡単に炎上し、トレンドに載せることができる。

水は舟を浮かべもすれば、転覆させもする...

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