第78章

「開けてみてくださいよ。俺たちにも拝ませてください」

いつの間にか、周囲のあちこちから囃し立てる声が上がり始めた。

名門からの贈り物が一体何なのかと興味津々な者もいれば、単に他人の反応を面白がって野次馬根性を丸出しにしている者も多い。

すっかり開けざるを得ない空気が出来上がり、園長は苦笑いした。

「あなたたちという人は、本当に礼儀を知りませんね。贈り物は気持ちが一番大切なんですよ。中身が何であれ、私にとってはどれも非常に尊いものです」

皆の視線が集中する中、園長は包みを開いた。

――息を呑む音が響いた。

中身が白日の下に晒された瞬間、周囲から一斉に驚愕のどよめきが漏れた。

理...

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