第82章

葵の不機嫌を察知し、琴音は無意識に口を開いた。

「お姉ちゃん、一体どういうつもり?あんなに人がいるのに、他の男とヘラヘラ笑い合って。変な噂が立ったらどうするのよ」

悠は眉をひそめた。

「もういい。早く行って座ろう」

今回彼らがこの交流会に参加できたのは、完全に葵が送ってくれた招待状のおかげだった。

そのため、席も葵たちのすぐ隣に配置されている。

席に着いてから、悠たちは驚くことになった。なんと、晴美が彼らのすぐ近くの、極めて重要なポジションに座っていたからだ。

琴音は不満げに首を傾げる。

「どうしてあの人たちが前列に座ってるの?事務所の規模からいって、一番後ろの席になるはずじ...

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