第83章

交流会はお開きとなった。

司は法曹界の友人たちを数人集め、レストランで食事会を開いていた。

食事会とは名ばかりで、実態は情報交換の場である。同業者同士であるうえ、それぞれの恩師が法曹界の重鎮となれば、こうした密な情報共有は欠かせない。

まだ全員が揃う前、晴美のスマホに着信があり、彼女は個室を後にした。

電話越しの声を聞いた瞬間、晴美の心臓がドクンと跳ねた。

「どういうこと?園長先生が血を吐いたって……」

「わかんないよぉ。いつもみたいに遊んでたら、園長先生がいきなり血を吐いて……すっごく怖かったよぉ、ううっ……」

電話の向こうでは、完全にパニックに陥った子どもたちが泣きじゃくっ...

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