第7章

【結菜の視点】

 目を閉じる。

 その直後、もうもうたる煙の中から崇勝が飛び出し、私たちの前にその身を投げ出した。

 ダダダダダダッ——

 銃弾が彼の肉体を穿つ。胸。腹。肩。まるで花火のように、鮮血が弾け飛んだ。

 それでも彼は倒れない。銃を構える。ダンッ。ダンッ。二人の殺し屋が崩れ落ちた。

 そして、崇勝は膝をついた。血溜まりがみるみるうちに広がり、彼のズボンを、靴を赤く染め上げていく。

「崇勝!」

 私は悲鳴を上げ、彼にすがりついた。

 血。どこもかしこも血だらけ。生温かく、粘り気のある液体が指の隙間から溢れ出し、いくら押さえても止まらない。

「ごめんな……」

 彼...

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