第49話

料理を待つ間、私は流華―私の息子、私の支え―を思った。

「お母さん、いつ夜食に連れてってくれるの?僕もお腹すいたよ!」

彼の言葉が心に響いた。

彼だけが私を信じ切って見てくれる。私に温もり以外何も求めない。過去も痛みも気にしない。

ただ私を欲してくれる。

それは他の誰にも言えないことだった。

炎が群れと敵の国境を揺らめき、空気は血と煙、死者の叫びで満ちていた。その一つ一つの悲鳴が刃となり、胸を突き刺した。

心の中で、私の狼瑠美が低く唸った。「危険。退け。」だが私は退かなかった。医療用テントはすでに吹き飛ばされていた。私は即席の覆いの下に膝をつき、血に震える手を動かしていた。

死...

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