第112章

それから二時間。俺は容赦なく彼女を抱き潰し、全身の力が抜けて、腕の中で何度も許しを乞うまでやめなかった。最後に低く唸り、熱を残らず彼女の奥へ注ぎ込む。

俺は彼女の上に覆いかぶさったまま、静かに髪の匂いを吸い込んだ。

「疲れたか?」

宮沢詩音は頬を真っ赤にして、小さく頷く。

「……うん、疲れた」

俺は掛け布団を引き寄せ、彼女の肩までそっとかけた。

「じゃあ、少し寝ろ」

だが詩音は首を横に振る。

「だめ。病院に行って、お婆さんの様子を見たい。起きて、私たちがいないって分かったら……心配する」

胸の奥がじんと温かくなる。俺は彼女の肩を押さえ、落ち着かせるように言った。

「病院は...

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