第189章

屋内は、目も当てられないほど荒れ果てていた。

 媚薬を盛られた空野朱音は、薄汚れた浮浪者たち数人と一緒に、ここへ閉じ込められている。

 連中は全身が垢と泥で黒ずみ、まともに風呂にも入っていないのが一目でわかる。そんな男たちが、空野朱音の姿を見た瞬間――ぎらりと目の色を変えた。

 朱音は朱音で、理性の糸が切れたみたいに、何度も自分の服を剥ぎ取ろうとする。熱に浮かされた声で、男たちを誘い続けた。

 ほどなくして、浮浪者たちは獲物に群がる獣みたいに朱音へ飛びかかった。

 数分もしないうちに、朽ちかけた平屋の中へ、朱音のやけに生々しい喘ぎ声が響き始める。

 俺は、こういう光景が好きじゃな...

ログインして続きを読む