第4章

 会議室で、翔さんが新企画の提案書について説明していたけれど、彼の話はまったく頭に入ってこなかった。

 突然、吐き気がこみ上げてきて、私は口元を押さえて部屋を飛び出した。

 みんなの視線が突き刺さるのを感じた。きっとこう思われているんだろう。『美咲、最近様子がおかしいよね。もしかして、クビになるんじゃない?』

 トイレに駆け込み、便器に突っ伏して空えづきをした。何も出てはこなかったけれど、気分は最悪だった。

 今週に入って、これで三度目だ。

 最初はまだ膝が痛むせいだと思っていた。でも今朝、目が覚めたときに気づいてしまったのだ。もう二ヶ月近く、月のものが遅れている。

 まさか。

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