第156話エリックは怒る

「もっと早く言ってくれればよかったのに。ほら、今すぐ会計を済ませに行くぞ!」

エリックはシャロンの手をつかむと、病院へ向かって足早に歩いた。

中に入るや否や、二人はまっすぐ会計窓口へと急いだ。

時間が遅かったせいで、列はできていない。エリックはシャロンの手を握ったまま、窓口へ一直線に詰め寄った。

「支払いをしたい。お願いできますか?」エリックは診察カードを窓口の隙間から滑り込ませた。

受付係のアディソン・ミッチェルは、メッセージアプリで誰かとやり取りするのに夢中だった。

「ちょっと待って!」アディソンはそう吐き捨てると、顔も上げずに会話を続けた。

エリックは待つしかない。

だが...

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