第050話私はボスです

格式高級レストラン――グルメ・レストランの店内。

エリックのクラスは四十人を優に超える大所帯だ。その一団がどっと押し寄せたものだから、店内はたちまちざわつき、ちょっとした騒ぎになった。予想外の人波に気づいたスタッフが数人、すぐさま様子をうかがうように近づいてくる。

「みなさま、本日は当店でお食事でしょうか?」と、給仕の一人が丁寧にたずねた。

「ええ。今日はクラスの集まりなの。席を用意してちょうだい」先頭にいたマリアが、当然といった口ぶりで答えた。

「クラスの集まり……ですか。本当に、よろしいのでしょうか?」スタッフの表情がわずかに強張る。グルメ・レストランは料金も格別で、ふだんは裕福な...

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