第062章カリスマ性格

エリックはフレッドが出てくるのを待っていた。

入口に視線を据え、いつでも動けるよう身構えたまま、フレッドの姿が現れるのを待つ。やがてフレッドが飛び出してきて、声を上げた。「フィリップス様!」近づくなり、フレッドは慌てて頭を下げ、敬礼してみせた。

フレッドは、本来なら個室の中ではエリックを「フィリップス様」と呼ぶつもりだった。だが、エリックには自分から身元を明かさない理由がある――そう察して、あえて口にしないでいたのだ。

エリックは両手を背中で組み、落ち着き払って尋ねた。「どうやら、俺の祖父――ショーン・ウィリアムズのことはもう知っているようだな。どこで知った?」

「フィリップス様、マイ...

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