チャプター 55

エル視点

彼の手に腕を掴まれ、シルクのシーツに縫い付けられる。彼の太ももが私の両脚の間に割り込み、下半身を圧迫して、その体重の下に私を閉じ込めた。

心臓がドクドクと激しく脈打つ。もう片方の手が私の体を這い回り、乳房に触れた。

「身じろぎするな、エル」彼が唸るように言った。

ズボンの内側で彼のモノが張り詰め、太く、紛れもない膨らみが、彼が身を乗り出すにつれて私の太ももに押し付けられ、ベッドに私を追い詰めていく。

「ブラッド、ふざけないで、離して!」私は鋭く、けれど震える声で言い放った。手首を引っぱったが、彼の手は鉄のように固く、びくともしない。

乱れる呼吸のたびに乳房が上下し、彼の視...

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