第3章
ジェイソンの手は硬直するように力み、その指先は激しく震えていた。
「そんなに死にてえなら、今すぐ殺してやる。だが、ブラックウォーターの群れをてめえの道連れにするんじゃねえ」
彼の瞳に野獣のような赤い光が鈍く宿り、その声は地の底から響くような唸り声へと変わった。「ルナ女王の真似事をするだと? よりにもよって今日、狼王の名を口にするとはな。クラウディア、俺たち全員を『影の護衛』に八つ裂きにさせる気か?」
つい先ほどまで冷笑を浮かべていた部下たちは、一瞬にして血の気を失った。
北アメリカの者なら誰でも、ブラッドムーンの群れの掟を知っている。偽り者は生きたまま皮を剥がれ、その毛皮は腐るまで壁に吊るし上げられるのだ。
罪を犯した者の群れは、その日の日没までに皆殺しにされる――乳飲み子の子狼たちでさえ、見せしめとして境界線の杭に打ち付けられることになる。
臆病な何人かが、まるで私が疫病にでも感染しているかのように、慌てて後ずさった。
「くそっ、こいつイカれちまったんだ」そのうちの一人が震える指を突き出し、どもりながら言った。「この無能なアマ、自分が死ぬって分かってるから、俺たちまで巻き込もうとしてやがるんだ!」
「復讐だ! 俺たち全員を処刑させる気なんだ!」
ジェイソンは私を乱暴に突き飛ばした。そして、まるで私が伝染病の病原体であるかのように、オーダーメイドのスーツの袖で自分の手を拭った。
「狂ったアマが」
彼は私を見下ろし、その声にはありありと嫌悪が滲んでいた。「荒野での三年間は、お前に敬意ではなく狂気だけを教え込んだようだな」
私は顔を上げた。顎はズキズキと痛んだが、私の眼差しは凍りついた湖のように静かなままで、ジェイソンを真っ直ぐに見据えていた。
おそらく、彼はこんな私を見たことがなかったのだろう。「無能なクズ」が、アルファの命令の下で膝をつくことも震えることもなく、毅然として立っている姿など。
この命がけの睨み合いの中、彼の部下が額の冷や汗を拭いながら前に歩み出た。
「ジェイソン様、こんな奴に惑わされないでください。ただの嫉妬ですよ。今やマギー様がルナとなり、皆から崇拝されている。こいつはそれが受け入れられないだけです」
部下は乾いた唇を舐めた。「それに、狼王様は我々の地位を証明するため、このブラックウォーターにルナ女王を歓待する誉れを与えてくださったのです。こんなクズの戯言を真に受けて儀式を台無しにすることこそ、我々の命取りになりますよ」
ジェイソンは動きを止めた。
その言葉は彼にとっての命綱だった。彼は論理を確認することすらなく、ただそれにすがりついた。
私が嫉妬に狂った精神異常者だと信じ込む方が、私が王を呼び出せるなどと信じるよりも、はるかに安全だったからだ。
彼の緊張が解けた。恐怖は消え去り、瞬時にあの吐き気を催すような優越感へと取って代わられた。
ジェイソンは内ポケットに手を突っ込み、分厚い札束を取り出した。
彼はそれを私に手渡すことはしなかった。手首を軽く返し、私の足元の泥水の中へ放り投げたのだ。
「いいだろう。昔のよしみだ。施しだと思え」
「何か小綺麗な服でも買ってこい。その路地裏の悪臭を誤魔化して、後で来る重要人物の気分を害さねえようにな」
彼はネクタイを直し、慈悲深き施与者といういつもの役柄へと戻っていった。
「大人しくしていれば、ヴァルグにお前のことを口利きしてやってもいい。あのエロじじいは新しい遊び相手を欲しがってるからな。お前のような『拒絶された者』がこの領地に留まるための、唯一のチャンスだぞ」
私は泥水に浸かった札束を見下ろした。
数千ドル。
はぐれ者にとっては大金だが、ブラッドムーンの宴で出される安物のシャンパン一本すら買えない額だ。
ジェイソンは私が膝をつくのを期待していた。感謝の言葉を期待していたのだ。
私は、その紙幣が汚い黒い水を吸い込み、ゆっくりと泥の中へ沈んでいくのを見つめていた。
ジェイソンはまだ待っていた。だが、私の目に宿っていた怒りはとうに消え失せ、代わりに死体を見下ろす時に感じるような、冷たい哀れみへと変わっていた。
ほんの一秒、時が止まったかのように感じられた。
そして、私は足を上げ、嫌悪感を孕んだ洗練された動作で、その汚れた札束の山を跨ぎ越した。
「必要ないわ、ジェイソン。あまりにも薄汚すぎるもの」
私は彼の横で立ち止まり、静かで、凍てつくような声で言った。
「自分の棺桶のためにでも取っておきなさい。墓地の一等地は買えないでしょうけど、あなたにはお似合いよ」
