第388話

「まったく、コーラ?」私は足で姉を小突きながら言った。一枚の小さなブランケットだけを体にかけ、メイトに身を寄せて裸で眠る姉の姿に頭を振る。マジで、二人はどうして凍えないんだろう?

「コーラおばさんは本当に恥ずかしがるわよ」と、腕の中のレイフにささやくと、彼は私に微笑みかけ、私を笑わせる。「絶対に忘れないわよね、赤ちゃん!?」

その時、コーラはまばたきして目を覚まし、頭を持ち上げながらぼんやりと周りを見回した。ロジャーはまだ世界に無感覚で、彼女の隣で完全に眠っている。

「何?」コーラはまだ少しの間辺りを見回してから、私と赤ちゃんを見上げてつぶやいた。そして現実に気づくと、彼女は息を飲み、ブ...

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