チャプター 64

エルサ

彼は私のスカートを破り続けた。その手は剥き出しになった私の太腿を乱暴に掴み、指が柔らかい肉に食い込んでいく。「怖くないと言ったな。今、何が怖いんだ、エルサ?」彼の声はダークベルベットのようで、私を包み込んだ。

彼の唇が私のそれに激しく覆いかぶさり、一息に私の呼吸と抵抗を奪い去った。彼の硬い胸に両手を当てて押し返そうとした。けれど、彼の唇の圧力に私の唇はこじ開けられ、抑える間もなく喘ぎ声が漏れた。

ただの所有物に、彼の縄張りで印をつけられ、所有を主張されるだけの存在になるなんて、ごめんだった。しかし、彼の両手が破れたスカートの残骸の下に滑り込み、脚の間にある湿った布地を指がなぞった...

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