第261話

暗い部屋の奥で、レジーナは私たちに肌着まで脱ぐよう指示し、頭からかぶる粗い布地のローブを二枚渡した。それは漂白したジャガイモ袋にフード付きの首元と長袖を付けたようなもので、それ以上のものではなかった。

「これも儀式の一部なの?」私は好奇心を抱きながらも、肌に触れる布地の感触が気に入らず尋ねた。正直なところ、私が着てきたレギンスとシンプルなシャツの方がまだましだった。

「いいえ」レジーナは感情を一切見せず、私をまっすぐに見つめて答えた。「ただ砂漠の熱さから身を守るためよ。でも」彼女は私のローブの下の小さな体を視線で追いながら言った。「その下の裸身は女神への敬意を表すもの。儀式を行うとき、月の...

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