スキッドダラー。

サイラス

俺:わかった。じゃあ、今度はちゃんと考えがあるのか? もしおまえに、本物の――おまえと番になりたくてたまらない相手がいるなら、その相手とヒートを迎えるつもりなのか?

胃のあたりがぎゅっとねじれる。番を見つけたあとにヒートのことなんて、まるで考えていなかった。もし俺がラットに入ったら? そのとき俺は一体どうすればいい? 彼女から遠ざけるには鎖で繋ぐしかない。彼女の部屋の外には見張りを立てなきゃならないだろう。俺はもっと獣じみて、もっと必死に番を探してしまう。

「セイン、おまえはアイラといるときラットに入ったのか?」

「入った。刻印して、そう間を置かずにな。どうした? ……くそ」...

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