明日聞いて

サイラス

死んでおさらば。

裏へ連れていってくれ。

俺は人生最後のビスケットに、もうバターを塗り終えていた。

運命の神々へ捧げた祈りはことごとく届かなかった。誰かが肩を叩いたからだ。振り返るくらいなら死んだほうがましだった。

だから、振り返らなかった。

だが、それで見逃してもらえるほど甘くはなかった。

マンディが俺の右側へぬるりと回り込み、見上げるように首を傾げて、まだ自分に権利があると言わんばかりに、物理的に俺の顔を自分のほうへ向けようとしてくる。俺は相棒――番――から視線を外さなかった。レイヴンの視線が、俺の上胸に置かれたその手を焼き焦がす。純粋な怒りと殺意で、彼女の匂いが鋭...

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