グッド・リダンス

サイラス

「俺が出る」そう言って俺はファイアボールの部屋のドアへ駆け寄り、ドンドンと叩く音に応えた。そこに立っていたのは、見るからに不機嫌極まりないアルファと、目をまん丸にしたルナだった。セインは即座に腕を伸ばし、アイラの頭を抱え込むようにして目を覆った。手のひらがほとんど顔面を押しつぶす勢いで、まるで世界の八番目の不思議から守っているかのようだ。

「二人のうちどっちがより立派なものを持ってるか、彼女に知られたくないなら、ご自由にどうぞ」俺がセインに微笑みかけると、彼の怒気は波みたいにぶわっと増した。アルテミスは、今朝すでに巻き起こした騒動を面白がって、俺の頭の中でほとんど高笑いしている。...

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