親友

アイラ視点

私は一歩後ろに下がった。頭のてっぺんに落とされたキスに戸惑い、そして緊張していた。たしかに心地よかったけれど、彼はこの群れのアルファであり、デラが彼への所有権を明確に主張しているのだから。

彼は咳払いをした。「そろそろ行くよ。片付けなきゃならない仕事がいくつかあるんだ。ゆっくり眠るといい。もし明日、君の体調が良ければ、敷地内や町を車で案内しよう。誰かに会う必要はないからね。君がこの群れの一員になりたいかどうかを決めるためにも、群れの様子を見ておくのは良いことだと思う。俺としては残ってほしいと思っているが、最終的に決めるのは君自身だ」

セインは私から完全に手を離し、ドアへと向か...

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