もう静かではない

セイン

廊下を歩き、自分の部屋へ向かう。なんて最悪な夜だ。デラは自分の立ち位置ってものを理解する必要がある。俺たちは「都合のいい関係」なんだから、感情は玄関先に置いて入る――そういう了解があったはずだ。そもそも、しがらみなしだと言い出したのは彼女のほうだった。

それなのに今となっては、俺が完全に読み違えているのでなければ、釘を刺して思い出させてやらなきゃならないらしい。

『これは群れ全体への精神リンクだ。俺の許可なく俺の階に上がるシフターは一人も認めない。さらに命じる。俺が明確に頼まない限り、ゲストルームへ近づくシフターは一人も許可しない。客人は、事前に正規の許可を得たうえで空いている部...

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