くそー、あなたは完璧だ

レイヴン

ゆっくりと意識が浮上してくる。瞼を震わせながら、伴侶にあれだけ激しく貪られた後で、どうしてまだ自分が生きているのかを考えていた。

私の、番……。

今までの人生で、オーガズムのあまり意識を失うなんて経験は一度もなかった。けれど、サイラスが牙を突き立ててきた後、私はもうダメだった。ほとんど何も覚えていない。でも、あのときの強烈な快感が、永遠に続くように感じられたことだけは確かだ。それを思い出すだけで、体の奥が震える。それが快感からなのか、それとも恐怖からなのかは、自分でもよく分からない。右脚を広げようとして、自分が心地よい痛みを感じていることに気づく。ということは、意識を失っていた...

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