これはとても楽しいでしょう

サイラス

アパートへ戻る道中は、息が詰まるほどだった。ファイアボールの匂いが車内に洪水みたいに押し寄せてきて、俺は口が裂けても言えない回数、道路から外れかけた。助手席で彼女は喘ぎ、身をよじる。あるときは脚をダッシュボードの上に放り投げ、次の瞬間にはセンターコンソールにだらりと絡めている。数秒おきに「暑すぎる」と文句を言って、服を引っ張った。まるで生きたまま焼かれているみたいに。

額は汗でびしょ濡れだった。車内は淫らな蒸し風呂と化していて、何度も路肩に停めようかと本気で考えた。だが、ファイアボールの初めての発情は、もっとましな形で迎えさせてやりたかった。たとえ俺の股間が悲鳴を上げていようとも...

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