リキュールボトルとナイフ

アイル

絆は嘘をつかない。セインが絆を遮るのを忘れたせいで、彼の怒りの火花の一つひとつが、こちらにまで流れ込んでくる。波のように押し寄せるのだ。怒り、悲嘆、血への渇き――それが強すぎて、息をするのもやっとになる。彼はいま地下牢にいる。鎖の音が聞こえなくても、血の匂いがしなくても、そんなものは要らない。すべてが二人をつなぐ細い綱を伝って脈打ち、胸を槌で叩くように打ち据える。肋骨が砕けそうだと思うほどに。

毛布を重ねた巣の奥へ、私はさらに身を潜らせる。両手を丸くして、ふくらみ始めた腹を覆う。子どもたちも彼を感じ取るのか、掌の下でむずむずと動き、落ち着きがない。「お父さん、また戦ってるの」私は囁...

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