私たちは何をすべきか?

アイラ

控えめなノックの音がしたかと思うと、返事も待たずにアマニが部屋に入ってきた。

「安静にしてなきゃ駄目でしょ」

彼女はからかうように言うと、カウチの上で毛布を膝に掛け、無意識にお腹へ手を添えて丸まっている私に視線を向けた。

私はにやりと笑い返す。

「あんたこそ、ロンダのスタジオのためにダンスの練習をしなきゃいけないんじゃないの」

彼女は呆れたように目を回してみせたが、口元の笑みが本心を物語っていた。彼女は私の隣に腰を下ろし、肩を軽くぶつけてくる。

「ロンダに頼んでみようかな。あんたも雇ってもらえないかって」

「そうして」

私がクッキーの載ったトレイを押しやると、彼女は遠慮なく一...

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