隠者を探せ

アーラ

ホテルのアルファ・スイートは、たいていの家より広かった。眼下には群れの灯りが散りばめられていて、どこまでも広がっている。ほかの誰かにとっては贅沢に見えただろう。けれど私には、空っぽに感じた。どこかが、違う。

ここは、私の家じゃない。

私はベッドの縁に身を丸め、両手を腹に固く重ねたまま、真っさらな壁を見つめていた。セダー材のチェストから漂うセインの匂いもない。隅に積まれた毛布もない。馴染みの手触りと匂いでこしらえた巣もない。あるのは、消毒されたみたいな整然さだけ。内側で狼がくうんと鳴き、落ち着かず、ざわついた。神経の一本一本が叫んでいる――ここは、私がいるべき場所じゃない、と。

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