ハート・ハーツ

アイラ

セインと一日中、顔を合わせなかった。もしそれが、私の人生で最高のオーガズムを経験した直後のことでなければ、これほど不安に駆られることもなかっただろう。アルファとしての職務や、襲撃、はぐれ狼の対処など、理由はいくらでもつけられたはずだ。だが、なぜ今日一日セインの姿を見ていないのか、サイラスでさえ答えを持っていなかった。

彼のベータであるサイラスなら、もし群れに関わる何かがあってセインが離れられないのだとしたら、知っているはずだ。だが、そんな事情はなかった。

明らかに、セインを遠ざけているのは彼自身――あるいは、私だ。あんなに愚かな真似をするべきではなかった。私にとって「信頼」とは、...

ログインして続きを読む