バーン・イット・オール・ダウン

セイン

俺たちは、小国ひとつをひっくり返せるほどの戦力でスティーヴンスの縄張りに踏み込んだ。

夜明け前の静けさを、エンジン音が切り裂く。車列は幹線道路を離れ、木々の中へ流れ込む。ヘッドライトは消したまま、計器盤の淡い緑の光だけを頼りに走る。空気は刺すように冷たい。だがその下に、もっと重い匂いが居座っている――狼と境界標の匂い。あいつのものと俺のものが、気圧の前線みたいにぶつかり合っていた。

精鋭二百。

戦術装備に身を包んだ狼たち。人の姿のままの者も、変じた者もいる。全員が、ひとつの生き物みたいに動く訓練を叩き込まれている。

それに、サイラスとレイヴン。もちろんだ。俺は混沌を呼ぶ武器を連れ...

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